第1話 過ぎたるは及ばざるが如し (7月20日・ネタバレBBS)

七夕スタートのドラマはヒットするなんていわれて久しいですが、
今回は日曜劇場がこれに該当、ささ、大ヒット期待しましょう。
(当サイト絡みでは、SummerSnowが七夕スタートなんです、実は)
第1話、いやあ、遅い遅い、ものすごいゆっくり描いてますね。
もともと土井裕泰という監督は、長回しのジックリ派なんですが、それでも、全部が全部長いとねえ。
例えば土井Dで思い出す作品としては、特設ページもある「美しい人」なんですが、
これはね、もういくらじっくり撮ってもいいと思うんですよ。大人の恋愛ドラマですからね。
でも、今回は大学生世代のドラマですから、もっとメリハリをつけていかないと間延びしてしまうんです。
例えば慎二たちとオープンカーで移動するシーン、あれはほとんどが無駄話なので、もっと短くできます。
パーティーのシーンは続けすぎ、間にパーティー外のシーンを挟むことで、メリハリの利いた展開にできたと思うんです。
ドラマって、メインディッシュは、大きくしっかりとしていた方がいいんですが、
それに掛かるソースがぼんやりしていると、全体の味もぼやけてしまうんです。

ただ、これはディレクターのせいだけとは言えませんけどね。
最大の要因は、75分スペシャルにあるんだと思います。
いつ「初回は75分」と決まったのかは知りませんが、
脚本家の頭の中には、その時までに、すでに初回60分の構想があったはずなんです。
いやむしろ、一度60分で書き上げてしまったのかもしれないと思うほどです。
脚本を「延ばす」という作業は、決してプラスには作用しません。
既存のシーンを長くしたり、新しいエピソードを加えたり、
でも、それらすべては、厳しい言い方をすれば水増しなんです。
その脚本をどう料理して、密度の濃い75分に仕上げていくかがディレクターの手腕だとしたら、
そこで初めて、彼は苦言を呈されるべきだと思うんです。

ドラマ界にこう提言しましょう。すべてのドラマは、初回75分を前提に準備を進めるべきです。
もし、60分に決まったら、それを凝縮し、または次回以降に移すなどして、
ドラマの密度を維持していくべきではないかと思います。
水で薄めた料理と、じっくり煮詰めた料理、視聴者がどちらを食べたいと思うかは、自明ではないでしょうか。

さて、苦言ばかり並べてきましたが、いいことも言っておきましょう。
最後にやってくれましたね、タイトルバックです。
映像のクオリティもいいんですが、キャスト紹介、感動しました。
ほとんど全ての役者に役名があって、一人一人、きちんと紹介しているんです。
たとえば、由紀の友達として登場した女子大生2人組、会社の重役さんたち、駅伝部の熱血コーチ、
普通あの程度の端役(失礼)なら、キャスト名が出たらいい方でしょう。
それをきちんと紹介するって言うのは、キャストまで気にして見ている僕みたいな人に有難いのはもちろんなんですが、
それ以上に、みんなで作っているんだっていう、とてもいい温かさを感じるんですよね。
高田弘義の映像美については、また後日触れます。秀逸なタイトルバックだと思います。
さあ、きっと60分に戻る次回からが、このドラマの本領発揮です。お見逃しなく!



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